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LookerStudio(旧:データポータル)の基本を学ぶ

2022年7月2日

データスタジオからデータポータル、そしてLooker Studioに名称が変わりました。
GoogleはLookerというBIツールを提供する会社を買収し、そしてLookerはGoogle Cloudの1ソリューションとなり、今までGoogleが無償で提供していたデータポータルはLooker Studioという名前に変更しました。
Lookerはバリっバリの有償版BIツールで、Looker Studioは無償版のBIツールになります。
Looker Studioの中にもProやEnterpriseなど、さまざまなレベルがあり、これらは有償になります。
 

あくまで、僕は有償版は触ることができないため、今回はLooker Studioの無償版について説明をしていこうと思います。
Looker Studioの無償版が土台になって、proやenterpriseがあるので、これらも同時に基礎が学べると思うので、ぜひご活用ください!
 

BigQueryのクエリ実行結果データのLooker Studioへ取り込み

以下のようなデータをLooker Studioに取り込む。めじゃめんとは一切ないです。

そうすると、以下のように取れる。だからsession_startで絞るとかで取れるかもね

以下でメジャメントの名前を変更できる

軸の日付ディメンションで並び替えする。指標だけではなく、日付けでも並び替えできる

https://support.google.com/looker-studio/answer/7625527?hl=JA#zippy=%2C%E3%81%93%E3%81%AE%E8%A8%98%E4%BA%8B%E3%81%AE%E5%86%85%E5%AE%B9

内訳ディメンション

内訳ディメンションを使うことで、
x軸は日付にしつつも、折れ線をあるディメンションの値に分けて可視化したい場合に、
内訳ディメンションを使うことで、それぞれで集計されて俺線が複数作成される。

さらに、それぞれの折れ線に対して、細かな設定ができる。「スタイル」から。

さらに、配色の順序をチェックすることで、各折れ線の色を変更可能になる。

BQのデータを取り込む

以下でBQのデータをクエリを書いて、取得することが可能。

表の列を綺麗にする。並びの間隔を一緒に

指標をLooker Studioで作成して、計算式を作成

集計方法を作ることができる。
ここから作成できる。

以下は、流入がこういったときに、page_view数は幾らかを計算するもの。表のディメンションにはsource、medium、campaignがあり、この指標をそこに入れることで、そのディメンションでのpage_viewつまり、それで流入してきたセッション内でのpage_view数ということになります。

IFではなく、SQLのようにCASE WHEN文で書きます。

https://support.google.com/looker-studio/answer/6299685?hl=ja#zippy=%2C%E3%81%93%E3%81%AE%E8%A8%98%E4%BA%8B%E3%81%AE%E5%86%85%E5%AE%B9

期間ディメンションの作成

ここでインタラクティブフィルターを作成できる。

そしてこの期間のインタラクティブフィルターで変更した値は、どのディメンションに紐づいて処理をするか。
それは以下の赤枠の各グラフに存在する「期間ディメンション」に指定した日付系のディメンションに対してフィルタがかかる。

 

データの欠落

Looker Studioでは「null」はデータの欠落と認識をします。
このnullをそのままグラフで表示することもできますが、様々表記方法を変更することができます。
もちろんコードなどを書いて処理かますことも可能ですが、以下でも設定が可能です。
 

グラフを選択した状態で、スタイルのnullの表示を変更したいディメンションや指標の項目の以下の「データが欠落」のドロップダウンで設定が可能です。
 


 

  • データなし
  • 0
  • -
  • null
  • 「」(空白)

の5種類の表示変更することができます。
 

セルの中に棒グラフなどを出す

セルの中には値だけではなく、「ヒートマップ」と「棒グラフ」を入れることができます。
指標ごとに設定ができるので、各指標の中で濃淡や棒の長さを表現します。
 

ヒートマップ

ヒートマップを作成する

 

以下のようにデータがないものについて(null)は-などの表示をすることができる。となると、数値でnullとか0とかにできるかも!

 

棒グラフ


 

Looker Studioで独自パラメータ

パラメータを作成することで、ユーザーが指定した値で編集をすることができます。
さらに定数などを作成できます。
パラメータを作成すると、そこに定数を指定して、消費税だったりさまざまな計算で適用でき、パラメータを変更するだけで一括編集なども可能になるので、便利。
 

以下の箇所からパラメータを作成します。
 


 
以下のように作成したいパラメータの情報を指定します。
 


 

そうすると、以下のようにパラメータが作成され、作成しているグラフを選択状態にして、「設定」を見ると下の方にparamという設定場所が出でくるようになります。
ここで数値を指定したりすることもできるし、
今回はparamという名前でパラメータを設定したので、@paramでユーザーに値を入力してもらって処理をするなども可能になります。
 


 

コントロール機能を使ったユーザー入力

さらに、コントロール機能を使ってユーザーが入力した値をパラメータに格納することができます。
そしてパラメータはフィールドになります。
ということは、入力値を表に入れたりグラフに入れたりすることが可能になります。
 
以下の箇所からコントロールを作成できます。
今回は入力ボックスを利用してみます。

入力ボックスのコントロールフィールドに作成したパラメータを入れます。今回はparamというパラメータを入れました。

 

そうすると、ユーザーが入力をすると、そのパラメータ「param」に値が格納されるので、このパラメータを他のグラフの指標とかに入れれば、ユーザー入力した値をグラフに反映したりすることが可能になります。
 

Looker StudioのパラメータDS_START_DATE、DS_END_DATE

Looker Studioで、動的に取得するデータの期間をユーザーが指定した分とってくる処理をすることができる。
期間ディメンションにてユーザーが指定した期間の初めの日付と終わりの日付を
@DS_START_DATE、@DS_END_DATEに入れて処理をします。
※ DS=Data Source
自動的に期間ディメンションというか、期間のインタラクティブフィルターを適用することで、その期間の始点と終点の日付がそれぞれ、@DS_START_DATE、@DS_END_DATEに入って、カスタムクエリを実行してデータを取得するような感じになる。
 

以下のようにカスタムクエリで、期間パラメータにチェックを入れると、このパラメータがカスタムクエリ内で使用可能になる。
 


 

以下のコントロールにある「期間設定」を作成すると、その期間に応じて、接続先のデータの取得をします。
例えばGA4をLooker Studioに接続していた場合、このコントロールの「期間設定」で期間を指定すると、その期間のデータをGA4から引っ張ってきて可視化します。
 


 

しかしBigQueryの場合は、そういった融通がきくわけではなく、BigQueryのカスタムクエリの中で取得するデータの期間について、
「期間設定」で設定した始点の日付と終点の日付が、それぞれLooker Studioのパラメータ@DS_START_DATE、@DS_END_DATEに値が入り、それでBQに対してクエリ実行されて、ユーザーが指定した期間のデータが全てのグラフで表示されるということになります。
 

Looker Studioで特定の期間との比較(増減率)を表示する

カスタムSQLで期間を20220901以上と指定していました。常にこのデータしか取ってこないので、だめっぽかったですね。。。
これを上のDS_START_DATE、DS_END_DATEで可変にしたら\(\delta\)(増減率)が表示されるようになった。

比較対象のΔ
以下の箇所で、変化率を出すことが可能。


 

ディメンションや指標の作成

BigQueryによって取り込んだデータについては基本的に全てがディメンションになります。
GA4を取り込んだ場合は、Googleがすでに定義してくれているディメンションや指標を取り込むことになるので、指標などもありますが、
BigQueryで取り込む場合は、GA4ローデータや自社データなどさまざまあるので、取り込んだデータは全てディメンションとして取り込まれるようになります。
 

でもBigQueryで取得したカウントデータなどが全てディメンションで取り込まれてしまったら、困りますよね。
指標で取り込まれないと、LookerStudio上で表を作成しても、カウントデータが集計されません。指標でないので。
例えばcountなど合計値を出したいなど、指標として計算をしたい場合、
指標などをLooker Studio上で独自で指標やディメンションを作成することができます。
※ ちなみに指標を明示的に作成するということはできません。数値(int型など)で返すようなフィールドを作成することで指標のように扱うことができます。

 
以下で作成フィールドを作成することができますので、クリックします。
 

 
以下のように、そのフィールドに格納したい計算式などを指定します。
以下では、CASE文を使って、BigQueryから取得したGA4のローデータにあるevent_name="page_view"のカウントをするための指標を作成しています。
IF文を使うことはできず、CASE WHENを使って対応しています。

 

基準線を設ける

Looker Studio内でグラフの中に目標値などの基準線を設けたい場合もあるかと思います。
今まではパラメータでそういった設定ができましたが、今はLooker Studioで使用できるグラフ系(表とかはダメ)には以下のオレンジ戦のような横棒を設定することが可能です。
対象グラフをクリックした状態で、スタイルから基準線の作成をすることができます。
 


 

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