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【GA4】カスタムディメンションの設定

2022年6月11日

イベントパラメータやユーザープロパティを送信しただけでは、それらの値を使ってGA4の管理画面上などでレポートを作成することができません。
これらをGA4の管理画面上で分析する際にいじれるようにするためには、
送ってきたイベントパラメータとユーザープロパティをカスタムディメンションに格納する必要があります。
 

ここではそのカスタムディメンションについて、
従来のUAとの比較を交えて説明していきたいと思います。
 

カスタムディメンションとは

カスタムディメンションとは独自の

UAやGA4ではレポートを表示させるために、ディメンションとメジャメント(メトリクスとか)と呼ばれる2つの要素でレポートは構成されています。
ディメンションは集計軸や分析軸みたいな言い方でよく言われます。
メジャメントは数値です。
言葉で言っても少々わかりづらいので、実際に考えてみます。
例えば、
あるサイトのPV数が全体で1000だったとします。
これに対してディメンションとして性別を指定します。ここでは性別は男と女の2種類として仮定します。
そうすると、
男性は全体で600pv、女性は全体で400pvで計1000pvとなりました。
このようにメジャメントに対してどの軸で集計をしてみたいかを指定するのがディメンションです。
さらにこの性別のディメンションに対して、年齢というディメンションを付け加えてみたいと思います。
年齢ディメンションとして、20-29、30-39、40-49という値があったとすると、
全体が1000pvに対して、
性別(男、女)×年齢(20-29、30-39、40-49)
の組み合わせ6パターンで、1000pvをそれぞれ集計します。
男 20-29 300pv
男 30-39 200pv
男 40-49 100pv
女 20-29 200pv
女 30-39 100pv
女 40-49 100pv
みたいに集計されます。年齢を無視すれば、男は300+200+100で600pv、女は200+100+100で400pv
というように、年齢をなくしたらちゃんと元々の性別ディメンションでの数値になります。
 

このようにディメンションの組み合わせで、メジャメントを集計してくれるのがレポートです。
 

そして、ディメンションがどういうものか分かった上で、
カスタムディメンションはカスタムつまり独自で定義できるディメンションです。
ディメンションはGAの中ではすでにページURLだったり、ドメイン名など様々なディメンションが定義されていますが、
独自にサイトなどから採れる情報を

例えば、サイト内でこのページはこういったカテゴリ、別のページではこういったカテゴリなど、metaタグなどにフラグ付けをします。
そしてそのカテゴリごとにどのくらいアクセスがあったかを集計したいとすると、このカテゴリが分析や集計軸になるので、このフラグ情報を送る必要があります。
このフラグはサイト制作会社や運営会社が独自で入れているものなので、GAはそれを検知して送ってくれることはありません。

なので、この情報を使ってレポートで分析できるように、自分達でGA上でディメンションを定義してそこにフラグデータを送っていくような処理をする必要があります。
それがカスタムディメンションというものになります。
 

従来のUAとGA4のカスタムディメンションの違い

GA4でのカスタムディメンションの計測方法

すでにイベントパラメータやユーザープロパティが計測されていることを前提として説明します。
 

ディメンション名を入力し、作成したいカスタムディメンションの粒度を指定します。
イベントごとに

GA4でのカスタムディメンション「ユーザー」の注意点

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