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GA4のクロスドメイントラッキング

2022年3月13日

クロスドメイントラッキングの大前提は、

指定したドメインへアクセスした場合、cookie「_ga」をクエリパラメータで送付して、そのドメインでのcookie「_ga」が上書きされる。

これがわかれば、ユーザー数はこうなるなーとか、ユーザーの動きがこう繋がるなーとか想像ができるかなと思います。
 

【パターン1】

▼ 初めてユーザーが来訪した時
この場合はどちらのサイトにもCookie「_ga」が発行されていない状態です。

以下のように、2つのサイトA.com、B.comを用意し、
同じGA4プロパティでかつ、同じWEBストリームにアクセスデータを飛ばすような場合を考えます。

この時、そのWEBストリーム内にて、参照元除外リストとクロスドメイントラッキングにA.comとB.comを設定します。

①でA.comにアクセスすると、A.comに紐づくGoogle Analyticsのcookie _gaが発行されます。この_gaを12345とします。
②でB.comにアクセスすると、クロスドメイン設定によってA.comの_gaをクエリパラメータによって、B.comに渡して、B.comの_gaに値を上書きします。
(すでに_gaがあっても、A.comから渡された値で上書きされる。そのため、B.comの_gaは12345となります。)
③でA.comに戻ると、クロスドメイン設定によって、B.comの_gaがA.comに渡され、A.comの_gaの値を上書きします。でも短期間であれば、すでに②の時点でA.comとB.comの_gaの値は一緒になっているので、上書きするにも値は変わったりしない。
※ もちろんITPの影響でクロスドメイントラッキングのクエリパラメータは速攻削除となっている。

 

逆に、B.comからアクセスしたパターンを考えてみます。


この場合も、同じように

パターン2
gaのcookieは1stpartycookieなので、
1つのサイト内にGA4プロパティがいくつかある場合、その個数分cookieが発行されるわけではなく、1つのcookieなので、
上書きされたとしても、複数のGA4プロパティには同じcookie値が送られる。

 

【パターン2】

以下のように、2つのサイトA.com、B.comを用意し、
同じGA4プロパティでかつ、同じWEBストリームにアクセスデータを飛ばすような場合を考えます。

この時、そのWEBストリーム内にて、参照元除外リストとクロスドメイントラッキングにB.comのみ設定します。

【パターン3】

以下のように、2つのサイトA.com、B.comを用意し、
同じGA4プロパティでかつ、違うWEBストリームにアクセスデータを飛ばすような場合を考えます。

この時、そのWEBストリーム内にて、参照元除外リストとクロスドメイントラッキングにA.comとB.comのみ設定します。

【パターン4】

以下のように、2つのサイトA.com、B.comを用意し、
B.comは完全な外部サイトとします。別のいわゆる自社で管理していないサイトとします。

この時、そのWEBストリーム内にて、参照元除外リストとクロスドメイントラッキングにB.comのみ設定します。

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